近年、CBDの美容効果や健康への効用が注目されており、様々な製品が開発されています。飲料メーカーのチェリオなどもCBDドリンクなどを販売しており、ドンキーホーテにも様々な製品が陳列されています。
そんなCBDの製品の一つであるCBDオイルは、CBDが高濃度含まれていたりと人気のある製品です。一方で、ヘンプシードオイルという言葉も料理をする方なら聞いた事あると思います。このヘンプシードオイルは、その名の通り、麻の実から抽出されたオイルです。
この、CBDオイルとヘンプシードオイルってどんな違いがあるの?と疑問に思う方も多いと思います。そこで、この記事では、2つにオイルにどんな違いがあるのか、詳しく解説していきます。
CBDオイルとは?
CBDとは?
CBDとは、植物の麻に含まれている「カンナビノイド」という物質の1つであり、カンナビジオールという成分のことです。
人間の身体には、神経細胞の活動調整に影響を与えることで、睡眠や記憶、不安や免疫反応、ストレス適応などを適切にさせるエンドカンナビノイドシステムが存在しています。
体内で分泌される内因性カンナビノイドや、植物由来のカンナビノイドが、身体の全身に存在するカンナビノイド受容体に作用することで上記のような効果が得られます。
CBDには、内因性カンナビノイドの分泌を促進させたり、他の神経伝達物質の受容体を活性化や抑制させる効果があります。
CBDオイルの特徴
CBDオイルとは、CBDの成分を「MCTオイル、オリーブオイル、アボガドロオイル、グレープフルーツオイル、ひまわりオイル、ヘンプシードオイル」など様々なキャリアオイルに溶かしたものです。
MCTオイルは、ココナッツオイルやヤシ油などこあら作られるオイルの総称です。MCTオイルが、他のキャリアオイルと比較して安価である点と、CBDの溶解度が高いため、最も多く採用されています。また、上記の理由から、コスパよく高濃度のCBDオイルを作れるという利点があります。
CBDオイルの摂取方法
CBDオイルの摂取方法には、経口摂取や舌下摂取、経皮摂取などがあります。
CBDオイルで最も用いられる舌下摂取は、吸収率が高く、短期間で効果を感じられます。舌下摂取のやり方は至ってシンプルで、舌の裏にCBDオイルを適量垂らし、飲み込みます。また、垂らしてから、60秒ほど置いてから飲み込むとより効果的です。
CBDオイルの効果
CBDオイルの効果として期待されるのは以下です。
- 抗不安効果によるストレス軽減・リラックス効果
- 抗酸化作用・抗炎症作用など皮膚トラブルの改善
- 不眠症の緩和
CBDオイルの製品が気になるという方は、次の記事でランキング形式で紹介しているので参考にしてみてください。
ヘンプシードオイルとは?
特徴
ヘンプシードオイルは、大麻草の種子から抽出される植物性の油です。
ヘンプシード(麻の実)は、古くから穀物類の一つとして消費されていました。七味の中にも含まれていいたりと案外身近に存在しています。また、栄養バランスが優れていることから、欧米諸国を中心に、スーパーフードのひとつとして注目を集めています。
ヘンプシードオイルには、以下のように様々な栄養素が含まれています。
- 必須脂肪酸
- タンパク質
- ミネラル類
- 食物繊維
- など
効果
ヘンプシードオイルは、以下の成分によって、美肌効果や、腸内環境改善など美容から健康まで幅広い効果が期待されます。
必須脂肪酸
必須脂肪酸は、油の中に含まれている成分で、体内では生成されないため、食品から摂取する必要があります。実は、この成分は私が生活していく上でなくてはならない必須の栄養素なのです。
ヘンプシードオイルには、「リノール酸(オメガ6)」、「α-リノレン酸(オメガ3)」と呼ばれている必須脂肪酸が豊富に含まれています。
美容や健康のためには、オメガ6とオメガ3をバランス良く取ることが推奨されていますが、ヘンプシードオイルは、オメガ6とオメガ3の割合が3:1とゴールデンバランスで含まれています。
ヘンプシードオイルをスプーン1パイ飲むと、一日に必要なオメガ3を摂取できると言われています。
タンパク質
タンパク質は、髪や骨、筋肉、皮膚など様々な身体に構成において重要な役割を担っています。ヘンプシードオイルは、植物性タンパク質が豊富に含まれています。
ミネラル類
ヘンプシードオイルに含まれるミネラルは、鉄分、マグネシウム、亜鉛です。
鉄分の働きは、全身に酸素を運搬することで、運動能力や学習能力に影響します。
マグネシウムの働きは、骨折しにくい骨や歯の形成を助けたり、神経の興奮を抑える効果があります。
亜鉛の働きは、ターンオーバーを促進するなど、美肌や美髪を保ちます。また、男性にとっては精子の生成、男性ホルモンの合成など生殖能力の向上にも効果的です。
食物繊維
腸内環境を整えるのに有効なものは食物繊維です。特に、ヘンプシードオイルの食物繊維は、不溶性の食物繊維が大半です。不溶性食物繊維は、腸内の活動を活発にし、排泄促進作用やデトックス効果が期待されます。
それぞれの違いは?
CBDオイルとヘンプシードオイルは、どちらも麻が原料です。また、どちらも中毒性はなく、日本国内における規制はなく、合法です。
CBDオイルは、麻の花や、茎などからCBDの成分を取り出して、MCTオイルやオリーブオイルなどのキャリアオイルに溶かして、製品を製造します。このキャリアオイルには、ヘンプシードオイルを使うこともあります。
一方で、ヘンプシードオイルは、麻の種子のみから油を抽出し製造します。
CBDは大麻草から抽出された成分のうち、リラックス効果や鎮静効果が認められたもので、現在は医療業界から注目を集めています。
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