近年、タバコを喫煙できる場所はどんどん減ってきており、喫煙者は肩身が狭い思いをすることが増えたのではないでしょうか。また、タバコの値段は徐々に上がっているため、これを気にタバコの禁煙を始めようと思っている人もいると思います。
20年前に比べるとタバコの価格は、倍以上に上がっているとなるとかなり経済的な負担も大きくなりますよね。毎日タバコをするとなるとタバコの出費は18万円〜20万円程します。
CBDは、美容効果や健康にいいことから注目を集めています。現在、CBDにまつわる研究が盛んに行われており、研究論文は1,000件を超えると言われています。
そんなCBDですが、タバコの代わりにCBDを摂取することで、喫煙量が減った、禁煙に繋がったといった事例が出るなど、禁煙アイテムとしても注目されています。
この記事では、本当にCBDがタバコの禁煙に効果的なのかを解説していきます。
まずは、知らない方のために、CBDとはなにか解説していきます。
CBDとはなにか？
CBDとは？
CBD(カンナビジオール)とは、大麻草に含まれるカンナビノイドと言われる成分の1つです。麻の茎や種子から抽出します。マリファナなどのように精神への作用や中毒性はなく、日本においてCBDの摂取は合法です。また、美容効果や健康に良いという研究結果も多いです。
CBDの効果は？：リラックス効果、睡眠改善、美肌効果など
人間の身体には、神経細胞の活動調整に影響を与えることで、睡眠や記憶、不安や免疫反応、ストレス適応などを適切にさせるエンド・カンナビノイド・システム(ECS)が存在しています。
体内で分泌される内因性カンナビノイドや、植物由来のカンナビノイドが、身体の全身に存在するカンナビノイド受容体に作用して、ECSを正常に機能させることで上記のような効果が得られます。
CBDには、内因性カンナビノイドの分泌を促進させたり、他の神経伝達物質の受容体を活性化や抑制させる効果があります。
もっと詳しくCBDを知りたいという方は、次の記事で解説しているので、是非参考にしてみてください。
CBDがタバコの禁煙に有効なのか解説する前に、そもそも、なぜタバコに依存するのかを説明していきます。
タバコの依存性とは
タバコの依存
タバコの依存性に寄与しているのは、ニコチンという成分です。ニコチンは、口内の粘膜や皮膚からも吸収される吸収率の高い物質です。また、吸収性が高いが、体内から消失するスピードが非常に早いです。そのため、常習的に喫煙している方は、喫煙後30分ほどでニコチン切れをおこし「さらなるタバコ」を欲してしまいます。
依存のメカニズム
まず、タバコを吸うと、肺からニコチンが取り込まれます。ニコチンは、脳内の腹側被蓋野にあるニコチン受容体に結合し、側坐核からドーパミンが放出されます。ドーパミンは快楽を司る脳内神経伝達物質であるため、タバコを吸うことで強い快楽を感じられます。
ニコチンはドーパミン意外にも、ノルエピネフリン、アセチルコリン、セロトニンなどの神経伝達物質の分泌に関係しています。
日常に気に喫煙している、いわゆるヘビースモーカーは、これらの神経伝達物質の調整をニコチンに委ねてしまう状態になるため、自分の本来備わっている分泌能力が低下してしまいます。そのため、吸えない時間が長くなったり、禁煙すると神経伝達物質の分泌、濃度が下がり、ニコチン離脱症状を発症してしまいます。
禁煙のメリット
- 健康寿命が伸びる
- 受動喫煙で迷惑をかけない
- 経済的な負担軽減
- 喫煙場所を探す必要がない
タバコを禁煙することのメリットはたくさんあります。
健康のメリット
タバコを吸うことによって、健康寿命が縮まると言われていますが、30歳までに禁煙すれば、非喫煙者と同等の余命が期待できること、50歳で禁煙しても6年寿命が伸びることが分かっているそうです。
周囲への迷惑
喫煙者が吸い込む、主流煙よりも、周囲の方が吸う副流煙のほうが有害物質が多く含まれています。この受動喫煙の影響で、世界では年間60万人の方が亡くなっていると言われています。
経済的なメリット
500円のタバコを毎日ひと１箱、50年喫煙したとすると、500円×365日×50年で、912万円のコストがかかることになります。今後、タバコが値上がりする可能性も高いためそれ以上に費用がかかる場合もあります。
CBDは禁煙に効果的？
CBDと禁煙の関係を調べた研究を紹介します。
CBDの禁煙効果の検証実験
2013年に英国の名門ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)にてCBDとプラセボを使った、タバコの喫煙量への変化に関する二重盲検試験が行われています。
盲検試験とは、「患者と医者のどちらも、患者が試験薬とプラセボのどちらを摂取しているかわからない状態での試験」ということです。
24人への試験の結果、CBDを与えた群において、1週間のタバコの本数が約40％減少したそうです。
禁煙効果のメカニズム
CBDの依存症からの離脱の効果は、エンド・カンナビノイド・システム(ECS)への働きかけが主な原因と考えられれている。ニコチンの摂取によって神経伝達物質の分泌がコントロールされていた状態から、ECSへの働きかけにより、自力で分泌量を調節できる状態へと正常化することが出来ます。
また、手が寂しいからタバコを吸うという行動が習慣化している方にとっては、ベイプ型のCBDを使用することで、禁煙効果を更に感じやすいと思います。
禁煙におすすめのCBD製品は？
禁煙には、ベイプ型のCBD製品がおすすめです。タバコの代わりに使うことで、徐々に喫煙をしていきましょう。CBDベイプでおすすめの商品を次の記事で紹介しています。是非参考にしてみてください。
CBDは大麻草から抽出された成分のうち、リラックス効果や鎮静効果が認められたもので、現在は医療業界から注目を集めています。
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