CBDに興味を持った人ならば誰でも「テルペン(terpene)」と言うワードを聞いたことがある人も多いと思います。
最近ではシーシャや電子タバコでも注目されている単語ですね。
この記事では、そんなテルペンについて、特徴や種類などを解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください!
テルペンを一言で説明すると?
テルペンを一言で説明すると、
植物の体内で作られる揮発性の高い芳香物質のこと
です。
自然界に広く存在し、エッセンシャルオイルの原料などになります。
テルペンの概要
テルペンとは、大麻を含む植物に含まれる化合物の一種です。
テルペンは、植物の種類によって異なる香りの元となるもので、エッセンシャルオイルにも含まれています。自然界には何百種類ものテルペンが存在し、それぞれが独自の性質と潜在的な治療効果を有しています。
テルペン類は、THCやCBDなどのカンナビノイドと相乗的に作用し、”アントラージュ効果 “と呼ばれるものを生み出すと考えられています。
これは、麻に含まれるカンナビノイドとテルペンの組み合わせが、個々の化合物単体よりも大きな治療効果をもたらすという考えを指します。
代表的なテルペンの種類とその特徴・効果
大麻に含まれる一般的なテルペンには、柑橘系の香りで知られるリモネンや、松のような香りを持つピネンなどがあります。その他、ミルセン、リナロール、β-カリオフィレンなども大麻に含まれるテルペンです。
テルペンはそれぞれの種類によって香りの特徴や効果が異なります。
ここでは、代表的なテルペンの種類とその効果を解説します。
リモネン
柑橘系の香りで知られるテルピンの1種です。不安やストレスを和らげたり、気分を高めたりする作用、抗炎症作用などがあります。
レモン
柑橘類
ピネン
松のような香りがするテルペンで、抗炎症作用や気管拡張作用があるとされています。また、記憶力や集中力、注意力を高めるとされています。
- ローズマリー
- 松葉
- バジル
リナロール
ラベンダーのようなフローラルな香りで、リラックス効果やストレス緩和作用があるとされています。また、鎮痛作用や抗けいれん作用があるとされています。
- ラベンダー
ミルセン
麝香(じゃこう) のような土の香りがするテルペンで、鎮静作用や鎮痛作用があるとされています。また、抗炎症作用や抗菌作用があると考えられています。
- マンゴー
- レモングラス
β-カリオフィレン
スパイシーでウッディーな香りを持つテルペンで、抗炎症作用や鎮痛作用があるとされる。また、抗うつ作用や抗不安作用も期待されています。
- クローブ
- ローズマリー
- ホップ
テルペンに副作用はある?
テルペン類は比較的新しい研究分野であるため、副作用に関する研究は限られています。一般的に、テルペン類は安全であると考えられており、何世紀にもわたって伝統的な薬や代替医療で使用されてきました。
テルペンはすべての植物に含まれている成分なので、副作用はないとされています。
エッセンシャルオイルの主成分として知られているので、それをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
しかし、他の物質と同様に、テルペンを使用する際に、人によっては副作用を経験する可能性はゼロではありません。
テルペンの一般的な副作用には、皮膚の炎症や呼吸困難などのアレルギー反応が含まれることがあります。
また、テルペンの中には、特定の薬と相互作用したり、大量に摂取した場合に他の悪影響を及ぼす可能性のあるものもあります。
アントラージュ効果
CBDもテルペも、それぞれ単独で摂取するよりも複合的に摂取した方が効果が高いと言うことが知られています。
このように、ある成分を単体で摂るよりも、複数の成分を摂ることで相互作用が生まれることを「アントラージュ効果」と呼びます。
これは、ビタミンCやビタミンB1 などをタブレットで摂取するよりも、野菜ジュースを飲んだ方が健康的な効果が大きいみたいなイメージで掴んでもらえれば良いです。
CBDオイルの効果も、単体の場合と複合的に摂った場合では異なります。
このアントラージュ効果があるため、CBD製品を選ぶ際にはCBD以外の成分も含んだ「フルスペクトラム」や「ブロードスペクトラム」のCBD製品を購入することをお勧めします!
CBDは大麻草から抽出された成分のうち、リラックス効果や鎮静効果が認められたもので、現在は医療業界から注目を集めています。
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