基礎知識

CBDの美容効果に関して徹底解説!美肌・ニキビにも有効

近年、CBDという言葉を聞くことが徐々に増えてきていると思います。CBDには健康や美容に効果があると言われています。

この記事では、そんなCBDの美容効果について、詳しく解説していきます。

CBDとは

CBDは、「Cannabidiol(カンナビジオール)」の略で、大麻に含まれる成分です。正確には、大麻草の成熟した茎や種子から抽出される成分を指します。

日本で販売されているCBDは「厚生労働省・検疫所に成分分析表・製造工程表などを提出し、成熟した茎や種子を原料としていることを証明」することで合法で販売可能となっています。

CBDは脳や身体に影響を及ぼします。科学者たちは、1990年代に発見した内因性カンナビノイド系(ECS)の働きがこれらの影響に寄与していることを発見しました。

内因性カンナビノイド系は、食欲、痛み、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶などの機能をもち、細胞同士のコミュニケーション活動を支えています。

CBDは、様々な作用によって、リラックス効果や不眠症の緩和などいい効果をもたらします。

CBDの簡単な説明を踏まえた上で、美容効果に関して解説していきます。

CBDの美容効果

美容効果は以下になります。

  1. ニキビの軽減・抗炎症効果
  2. アンチエイジング・抗酸化効果
  3. 肌の調子を整える・保湿効果

ニキビの軽減

そもそも、ニキビができるメカニズムは、ターンオーバーが正常に働かず、毛穴の角質が厚くなり毛穴が閉塞されます。これにより皮脂が詰まります。皮脂を栄養源とするアクネ菌が過剰に増殖して、炎症を起こしニキビが発生します。

CBDは、2014年に行われた研究から、ヒト皮脂細胞に対して、皮脂抑制と抗炎症効果があることが分かっています。

Cannabidiol exerts sebostatic and antiinflammatory effects on human sebocytes

PubMed

また、肌のターンオーバーを促しているのは脳下垂体から分泌される「成長ホルモン」です。睡眠中に、この成長ホルモンが多量に分泌されます。そのため、不眠症などに効果的なCBDは、間接的にターンオーバーの促進にも影響しています。

これらの効果からCBDはニキビの軽減に有効とされています。

アンチエイジング

老化はどうやって進むのか?

老化は、酸化ストレスによる影響が大きいです。酸化ストレスとは、生活習慣やストレス、加齢などにより身体を傷つける活性酸素の生成が過剰となり、それを打ち消す抗酸化能力とのバランスが崩れた状態です。

活性酸素とは、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性された状態になることです。取り込んだ酸素の数%が活性酸素に変化し、代謝の過程において様々な成分と反応し、過剰に反応すると細胞を傷つけます。

活性酸素を打ち消す抗酸化防御機構には、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなどの内因性の抗酸化酵素に加え、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド類、カテキン類など外因性の抗酸化物質もあります。

CBDのアンチエイジングは?

CBDが有する抗酸化作用は、抗酸化物質を代表する栄養素であるビタミンCやビタミンEよりも強力に作用はします。そのため、CBDはアンチエイジング効果があると言われています。

CBDのアンチエイジング効果を高めるには?

一般的にビタミンは、ミネラルと一緒に摂取することで体内への吸収率を高める事ができます。CBDも同様に、ミネラルと一緒に取ることで吸収率をあげて効果を上げる事ができます。ただ、CBDの場合は、ミネラルと一緒に取ることに加えて、テルペンや他のカンナビノイドと一緒に摂取することで更に効果を高める事ができます。これは、アントラージュ効果によるものです。

アントラージュ効果に関して、以下の記事で詳しく説明しています。よかったら読んでみてください。

肌の調子を整える

乾燥と肌荒れの関係

CBDは、肌荒れの原因の1つである乾燥に効果があります。乾燥は、冬の外気やエアコンなどによる湿度の低下により、角質層の水分や皮脂の量が減少し、うるおいバランスが保てずに乾燥を招きます。

この「うるおいバランス」を保つ役割を担っているのが角質層です。角質層にある天然保湿因子が角質細胞の水分を保持します。さらに、角質層の表面を皮脂などによりカバーされることで肌のうるおいバリア機能が働くのです。

CBDの保湿効果

2021年8月の日本における研究にて、CBDの保湿効果に関する報告がされています。これは1%のCBD溶液をマウスの皮膚に塗布し、14日間毎日経過を観察するというものです。

結果は、CBDを投与したマウスの真皮水分量は、正常なバリア機能を維持しながら、対照群と比較して約1.3倍に増加したとのことでした。

この結果の原因として、皮膚の保水に重要な役割を果たしている「アクアポリン-3(AQP3)」の発現・増加が考えられます。

アクアポリンは皮膚にあるケラチノサイトの細胞膜に存在するタンパク質のことで、
水を巡らせる役割をします。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34577578/

PubMed引用

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