基礎知識

CBD摂取方法の特徴や違いを徹底解説!

近年、医療大麻の合法化など、薬物規制に動きがみられています。

そんな中で、リラックス効果や健康効果を持つ成分としてCBDが注目されています。

そんなCBDですが、様々な形で製品化されています。

製品は主に以下の4種類に分類されます。

  • ①CBDカプセルやCBDグミ
  • ②CBDオイル
  • ③CBDバームやCBDクリーム
  • ④CBD VAPE


これらの種類のCBD製品を摂取する方法によって得られる効果は変わってきます。そこで、この記事ではCBDの摂取方法とその効果の違いに関して解説していきます。

CBDの摂取方法

主な摂取方法をまとめると4種類になります。

それぞれの摂取方法の吸収率、効果持続時間、効果発現時間を定量データ+主観でまとめたグラフが以下になります。個人差はありますが、目安として参考にしてみて下さい。

Absorption rate of intake method, effect duration, effect onset time

経口摂取

対象製品:CBDカプセルやCBDグミ

出典:日本製薬工業協会『くすりの情報Q&A1』

CBDを口から摂取する方法で、消化器官を通じて身体に取り込まれます。食道から胃へ、胃から腸へ行き、小腸で吸収されて肝臓に運ばれます。そして、肝臓で代謝されて大部分が血液中に入り、血管を通って全身に届けられます。

出典:日本製薬工業協会『くすりの情報Q&A55』

一般的に、薬が吸収された後、肝臓を通過して血液中に入り効果を発揮するまでには、15〜30分程度かかります。薬を飲んだ時、すぐに効かないからと続けて飲み足したり、他の薬を飲んだりしないようにしましょう。

舌下摂取

対象製品:CBDオイル

CBDオイルの最も人気のある摂取方法は舌下摂取です。舌下摂取とは、舌を上に持ち上げ、舌の下側の部分にCBDオイルを垂らします。そして、しっかり吸収されるまで、しばらくオイルが舌の裏側に接するように維持して摂取する方法です。

舌下摂取のメリットは主に3つあります。

  • 短期間で効果が得られる
  • 吸収率が高い
  • 効果の持続時間が長い

短期間で効果が得られる

舌の裏側には対象の血管があります。CBDオイルを舌下摂取するときはその血管から成分が吸収されて全身に届けられます。

CBDオイルを飲んで摂取すると食道、胃、小腸、肝臓などを通ってから血管に入るため、時間がかかります。

しかし、舌下摂取であれば、摂取してすぐに血管に入るため、効果が短時間で出るというメリットがあります。

CBDオイルを舌下摂取した場合の効果が出るまでの時間は、15分~1時間だと言われています。

吸収率が高い

一般的に薬は、肝臓、消化管粘膜、肺、腎臓などで分解され無毒化(代謝)されますが、その中でも最も大きな割合を占めるのが肝臓です。

そのため、舌下摂取されたCBDオイルは、肝臓を通過しないため、吸収率が経口摂取に比べてかなり高めです。

データによると舌下摂取によるCBDの吸収率は13~35%、経口摂取によるCBDの吸収率は6〜20%となっています。

効果の持続時間が長い

CBDを舌下摂取した際に、肝臓の分解を受けにくいことから効果が4~8時間続くという特徴もあります。

経皮摂取

対象製品:CBDバームやCBDクリーム

経皮摂取は、CBDオイルなどを皮膚の毛穴から経皮吸収させて局所的な効果を期待する方法のため、CBDが直接血液中に到達することがなく、舌下摂取のような全身性の作用は現れません。

皮膚に塗布されたCBDの吸収率は13~50%で、効果の持続時間は5時間以上です。また、効果が出るまでの時間は最大2時間で、塗布した局所のみにおいて効果を現します。

経皮摂取に関して更に詳しく説明していきます。

経皮吸収は主に、角層からのルート、毛穴や汗腺などを経由する付属器ルートがあります。

角層からのルートは、角質細胞と角質細胞の間に入っていく細胞間隙ルートと、細胞に直接吸収される細胞ルートがありますが、一般には、細胞間隙ルートが主と言われています。

身体の部位により、吸収されやすさが変化します。顔、首、陰部などは吸収がよく、逆に手のひらや足裏は吸収しにくくなっています。

これは、身体の部位によって角質層の厚さが異なることと、毛量が多い部位は先に説明した付属器官ルートが利用されやすくなることが要因として考えられます。

腕の内側を1としたときの各部位の吸収率は、頭で3.5倍、わきの下は3.6倍、背中は17倍!手のひらは0.83倍、かかとは0.14倍と言われています。(『見てわかる!経皮毒』より )

吸入摂取

対象製品:CBD VAPE(ベイプ)

吸入摂取は、電子タバコや気化器などでCBDオイルを気化して、それを吸い込むことで成分を直接肺に吸収させる摂取方法です。

この方法のメリットは、直接肺に吸収させることで、数秒~10分程度でCBDの効果を現すことができ、また吸収率も34~56%と舌下摂取に比べて高いことが挙げられます。

しかし、吸入摂取は効果が得られるまでの時間が短い反面、持続時間が30分~1時間ほどしかないという特徴もあります。

また、近年では至るところで禁煙が求められているため喫煙OKな場所を探す必要があります。

吸引方法によって、CBDの効果に違いがあるため、商品や自分の好みに合わせて色々試してみてください!!

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