基礎知識

CBDの効果がない・感じにくい場合の対処法を3つ紹介

CBDは健康面でさまざまな利点があるとして、ここ最近注目されている成分です。

試してみたことがある人も多いと思います。

しかし、CBDを体験してみたけど効果がない、もしくは感じにくいという人もいるのではないでしょうか?

そこで、この記事ではCBDのの効果を感じないときの対処法を3つ紹介します。それは、次の3つです。

  1. 濃度が低い・摂取量が少ない
  2. タイミングが悪い
  3. 摂取方法の相性を変えてみる

この記事では、それぞれの方法について詳しく説明します。

ぜひ参考にしてみてください!

濃度が低い・摂取量が少ない

CBDが効かない・効果がないという人の多くは、「濃度が低い」、「摂取量が少ない」ことが原因です。

特に、CBD製品は2023年現在、製品を出している企業は数社と限られており、お試し期間のような状態です。そのため、濃度を低めにしている製品が多く見られます。

たとえば、現在、日本で流通しているCBDオイルの濃度の平均はおよそ6% 程度ですが、中には1%や0.3% などの低濃度の製品があります。

逆に、アメリカなどでは30% を超える高濃度の製品があり、こちらの効き目はかなり高いと推測されます。

また、摂取量が少ないと必然的に効果は小さくなります。

基本的に経口摂取や呼気摂取などにおいては、一日当たりの推奨摂取量は100mg 以下とされているので、つかったCBD製品の含有量をチェックしてみましょう。

また、その効果は非常に大きいので、効きにくいという人もいるかもしれません。そのため、自分の間隔に合わせて調整してみましょう。

一応のところ、CBDは一日に最大で1,500mg を使用し続けていても安全であるということが示されているため、取りすぎの心配はあまりしなくても大丈夫です。

CBD製品が高価であるために使用量をケチる人もいますが、これは逆にもったいないのでしっかりと規定量を使うことをお勧めします。

タイミングが悪い

たまに、「空腹時のほうが摂取量がよい」と勘違いしているひとがいますが、CBDは、実は空腹時に効果が出にくくなることが知られています。

とある研究機関では、CBDは脂質の多い食事と一緒に摂取することで空腹時にくらべて4倍近い吸収率となったことが報告されています。

そのため、CBDはCBDオイルとして摂取したり、ココナッツオイルなどのキャリアオイルとともに摂取することが良いとされています。

そのため、効果を感じづらい人は食前に摂取するのではなく、食後や食間などに使用することをお勧めします。

摂取方法の相性を変えてみる

十分な量を摂取していて、しかも空腹でないときに摂取しているのに効果がでないという場合には、摂取方法に問題があるのかもしれません。

CBD製品の摂取方法とその吸収率は主に次の通りです。

摂取方法と吸収率
  • 舌下摂取:13~35%
  • 経口摂取:6~20%
  • 経皮摂取:10%
  • 呼気摂取:34~55%

上の表のとおりですが、舌下摂取は下の裏側の太い血管を通して直接CBDを吸収することができるため、吸収率が高めになっています。

また、呼気摂取では文字どおり肺を通じて摂取するため、吸収率は最も高くなっています。

それに対してCBD入りの製品を食べたり、CBDを飲んだりする経口摂取では、それらが胃や腸を通っていく過程で吸収されるため、吸収率は低く、さらに即効性がありません。

そのため、経口摂取が最も効果を感じづらいといわれています。

とくに、多くの人はCBD製品の入り口としてCBDグミやCBDチョコレートなどを選んでいるのではないでしょうか?

もし、それらのCBD製品で効果が得られない場合は、舌下摂取や呼気摂取などの吸収率が高い方法にトライしてみてはどうでしょうか?

アントラージュ効果を活用してみる

以上に挙げた3つの対処法のほかにやれることがもう1つあります。

それは、「アントラージュ効果」を活用することです。

アントラージュ効果

CBD単体ではなく、そのほかの色々な成分と一緒に摂ると、効果が上がる

これはつまり、CBD単体を摂取するのではなく、カンビナスに含まれるいくつかの成分を同時に摂取することで効果を感じやすくするということです。

これは例えば、サプリだけでビタミンCを摂取するのではなく、レモンを食べてビタミンCを取ることで、レモンに含まれるほかの成分も摂取し、相乗効果でビタミンCの効果を底上げしよう! みたいなイメージです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください

最後に:CBDが効きづらい体質も存在する

以上、CBDの効果がない、小さいと感じた時の対処法を紹介しました。

最後に、注意してほしいことを書いておきます。

それは、CBDが効きづらい体質の人も一定数は存在する、ということです。

とある機関が行った研究によれば、アメリカ人の5人に1人はCBDと似たような効果のある内因性カンナビノイドを体内で生成しているということがわかっています。

こういった人は、外からCBDを摂取しなくてももともと体内に存在するため、食事などでCBDを摂取してもあまり違いが判らないことがあります。

(ちなみに、このような内因性カンナビノイドが減少すると、鬱などの症状が出ることがあります)

あなたの身の回りにも、「いくら食べても太らない人」や「筋トレをしたらすぐに効果が出る人」のように、さまざまな体質の人が存在するはずです。

CBDの効果にも個人差があるので、これから紹介する方法はあくまで参考程度にとどめておくことをお勧めします。

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