基礎知識

CBDの結晶化とは?原因や溶かし方、抑制方法を解説します。

リラックス効果や健康効果を持つ成分としてCBDが注目されています。芸能人やアスリートなどでも愛用している方もいます。CBDによって集中力があがったという効果も出ています。

もちろん、CBDの濃度、含有量が多いほど、CBDの効果を感じやすいです。しかし、高濃度なCBDリキッドは、濃度が高いが故に、たまに起こってしまう問題があります。

それは、高濃度CBDリキッドが固まってしまうということです。これは、液体状のCBDが個体になる結晶化現象によるものです。

この記事では、そんな問題に対する解決方法を紹介していきたいと思います。

そもそもCBDが結晶化する原因は?

CBDリキッドを吸っていると、リキッドの中に結晶が出来ていて吸いにくかったりした経験がある方もいると思います。CBDリキッドに不純物が入っている、品質が悪い、不良品なのではないかと考えてしまった方もいるかもしれません。

しかし、可能性がゼロではありませんが、基本的にCBDの結晶化が原因であり、全く悪いことではありません。結晶化する原因を説明していきます。

オイルに溶けるCBD量に限界がある

溶媒が溶液に溶けるときには、温度と溶解度(溶けやすさ)に相関関係があることを習った事があると思います。

CBDとオイルにも、この温度と溶けやすさには関係性があります。温度毎に、オイルに溶ける事ができるCBDの限界値は存在します。そのため、限界値を超えた場合は、CBDの一部がオイルに溶ける事ができず結晶化してしまうのです。

では、どういったときに結晶化するのでしょうか。

どういうときに結晶化する?

CBDの濃度が高い時

CBDリキッドは、CBDをオイルに溶かして製品化しています。この溶かすオイルは、キャリアオイルにと言われて、「MCTオイル、オリーブオイル、アボガドロオイル、グレープフルーツオイル、ひまわりオイル、ヘンプシードオイル」など様々なオイルがあります。

オイルの種類によって、CBDが溶ける限界値は異なるため、CBDの濃度とキャリアオイルの種類によって結晶化するかどうかも異なります。

一般的に、MCTオイルはCBDが溶けやすいと言われており。40%程度は溶かす事ができるそうです。そのため、それ以上の濃度でCBDを溶かそうとすると結晶化しやすいです。

もちろん、CBDリキッドには、CBD意外にも、他のカンナビノイドやテルペンなど様々な成分が含まれているため、どのくらい溶けるかの溶解度(%)はバラつきます。

気温の変化

先程の図を見ると、温度が高くなるほど、物質の溶ける量が多くなっているのが分かると思います。コーヒーなどに砂糖を溶かすときにも、温度が高いコーヒーの方が沢山溶ける気がしますよね。

逆に言う、平常時は問題なかったCBDリキッドでも、冬の季節など気温が下がるに連れて、オイルに溶け込めるCBDの限界値も下がるため、限界値を超えた分のCBDが結晶化することになります。

そのため、冬の季節や、冷房の効いた部屋にCBDリキッドを持っていくと、結晶化して濁ったような状態になることがあります。

CBDの結晶化を解決する方法は?

湯煎して温める

確実に結晶化を元に戻すには、湯煎で温めるのが一番です。ジップロックなどの袋にCBDリキッドを入れて、湯煎したお湯に入れてください。

CBDリキッドの容器の耐熱性を確認して、耐熱温度以下のお湯で湯煎するようにしてください。ある程度、耐熱性がある容器が採用されていると思いますが、心配な方は、50度前後のお湯で湯煎をするといいです。

そこから徐々に温度をあげていき、結晶化が元に戻っているのを確認して取り出してください。

ドライヤーで温める

湯煎するのは、面倒くさいという方は、ドライヤーを直接当てて温めてください。風圧によってCBDリキッドを紛失しないように気をつけながら当てるようにしてください。

人肌で溶かす

それほど急ぎではない場合は、ポケットに入れたりして、人肌によって温めることでも十分結晶化を元に戻すことが出来ます。

CBDの結晶化が面倒くさい方は

CBDが結晶化するのが面倒くさいという方は、夏場はCBD濃度が高いものを使い、冬など寒い季節は、CBDの濃度が低めなものを選んで使うようにするといいかと思います。


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